こんにちは!
アート・アニメーションとは?
定義が難しいのですが「アニメーション」の技法を用いながら映像の美的な価値を追求する
高い芸術性を兼ね備えた作家色の強い作品のことだと私は捉えています。
今日は、私soraが出会ったものですが
味わいの深いアート・アニメーションの世界を垣間見せてくれる素敵な作品たちを
日本のものや海外のもの色んなものを織り交ぜて少しご紹介してみたいと思います♡
Contents
「くじら」大藤信郎
千代紙の切り絵や、カラーセロファンを使って特殊なアニメーション映画を製作し
日本で初めて国際的な評価を受けた大藤信郎さん。
中でも1953年カンヌ国際映画祭短篇部門に出品し
2位を獲得した『くじら』は、あのピカソにも絶賛された名作だそうです。
大海原の上で、波とクジラと、本能(笑)に翻弄される
生々しい人間の姿を、美しい独自の技法で印象的にえぐり出しています。
デジタルリマスター版が、東京国際映画祭で公開されたそうですね、見てみたいです。
「Calm」/「MIRROR」加藤 隆
報道ステーションのオープニング映像を製作された加藤 隆さんのアニメーション動画です。
落ち着きますね、、、
味わい深い映像と、エレクトロニックでどこかオーガニックなサウンドが幻想的な世界に連れて行ってくれます。
メディテーションのような、ずっとみていたいアニメーション。
「rain town」Hiroyasu Ishida
人々の記憶の底にある「雨の街」に迷いこんだ小さな女の子と
そこに取り残されていた古びた人形との交流が雨の情景とともに淡々と描かれています。
降り続く静かな雨の音と、雨だれを思わせるピアノに今日の疲れも洗い流されるようです。
2010年京都精華大学アニメーション科第二期生卒業制作作品
「コルネリス」中田彩郁
このセンス!アニメーションで見る渾身のパフォーマンスアート。
シュールで不思議な世界観に脱帽です。
なんだか小林賢太郎さんを彷彿とさせる、、えっ私だけ?
第12回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査員会推薦選出
He Art2008 長崎水辺の映像祭ゴールドドラゴン賞受賞
「ひとりだけの部屋」花蟲
ちょっと不気味で可愛いダークファンタジーです。
密室の中で、おかしな主人公たちが繰り広げる奇妙で終わりのない夢物語。
輪廻転成を思わせる不思議な世界観に惹きつけられました。
第13回 文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品
「BoNES」ひだかしんさく
このアニメーション、偶然の出会いをしたのは、もうかなり昔なのですが
ガイコツくんの動きと切なさがツボにはまり定期的に見に行っては、笑わせていただいています。
自主制作らしいです。このセンス!
「チェブラーシカ」ロマン・カチャーノフ
ロシアのロマン・カチャーノフによるパペットアニメーション。
「ばったり倒れ屋さん=チェブラーシカ」(可愛いすぎ!)という名前の不思議な小動物と、その仲間たちがくり広げる日常。
日本でも人気で、テレビアニメ化もされていますね。
「ミトン」ロマン・カチャーノフ
ロマン・カチャーノフが続きます。こちらもパペットアニメーション。
子犬を飼いたいけどお母さんに反対された女の子が赤いミトンの手袋で遊んでいると、それが赤い子犬に変身!そして、、?
とにかく可愛くて、心がほっこりと温かくなる名作です。
1967年アヌシー国際アニメーション映画祭第一等賞受賞
1968年モスクワ国際映画祭銀賞受賞、1972年ヒホン国際児童映画祭グランプリ受賞。
「ジャバウォッキー」ヤン・シュヴァンクマイエル
チェコアニメーションの巨匠ヤン・シュヴァンクマイエル。
シュールな世界観は、限りなく美しく、そして残酷で…時々目を背けたくなります。笑
ハマると抜けられないかも!
「話の話」ユーリー・ノルシュテイン
「アニメーションの神様」と言われ、宮崎駿、高畑勲など日本のアニメーターからも敬愛されるロシアの映像作家ユーリー・ノルシュテイン。
もうね、この方の作品はなんと言ったら良いのか…語るのも恐れ多い感じ。
作家の深い人間愛も含めて、全てが素敵すぎてジタバタします!
「プリンス&プリンセス」ミシェル・オスロ
フランスのアニメーション映画監督ミシェル・オスロ。
彼の作品は、全部大好きで何回見たかな?というくらい。
中でも、切り絵のシルエットと、色彩鮮やかでエキゾチックな背景パターンのコントラストの美しさに度肝を抜かれたのは、この作品でした。
この手法は、大藤信郎さんの影響なのかな?
まとめ
大人が楽しめるアートアニメーションの世界、いかがでしたか?
また素敵な作品に出会えたら、更新しますね。
リラックスして良い1日を!
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